
海外メディアは最近、インターネットミームをモチーフにしたエナジードリンクが正式に市場に登場したことを報じました――ファッションブランド「whitephosphor」と機能性飲料メーカー「echelon」のコラボで誕生した「goth girl spit」(ゴシックガールの唾液)という無糖タイプのエナジードリンクです。発売直後から即座に売り切れとなり、z世代のカルチャーと商業的クリエイティビティがクロスオーバーする新たな象徴的な事例となっています。
この商品は、ネット上で冗談めかして想像されてきたものではありますが、実際にレシピ開発から規格内の製造、小売展開まで一貫して実現した“ミームの具現化”プロジェクトとしては初となります。5月26日、whitephosphorはinstagramでコラボレーションを公式発表し、やや皮肉交じりの口調で「これはジョークではなく、実際に店頭に並ぶエナジードリンクです」と強調しました。わずか2日後には、12本入りの限定パッケージ(価格35.99ドル)が公式サイトで瞬く間に完売。ユーザーからの評価も概ね好意的で、柑橘系のフレッシュでキリッとした風味と控えめな甘さが、市販の高糖分の白い缶入りエナジードリンクとは明確に異なる点だと指摘されています。
注目すべきは、ブランドがプロモーションにおいてミーム本来のユーモアと皮肉の張力をあえて残している点です。パッケージには「本物のゴシックガールの唾液は初期のフレーバーテスト用のみ」と記され、量産版には人体由来成分は一切含まれていないことも明示されています。テスト用サンプルはまだ一般販売されていませんが、すでにファンからはコメント欄で値段をつけて譲ってほしいとの冗談まじりの声が上がり、echelon側もテスト用缶の価格は現在検討中で、将来的には数量限定の予約販売を開始する可能性があると回答しています。
サブカルチャーの象徴を消費財へと転換するこの試みは、インターネット上のミームが持つ自己言及的なユーモアを継承するとともに、アイデンティティの確立や趣味の表現に対する若年層の高い感度を映し出しています。
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